毒親育ち、解毒子育て☆

毒親エピソード+子育てエピソードを漫画で描いてます☆閲覧は自己責任でお願いします。

思い出の我が家 番外編②

妹は親友の死後、変わりました。

人を簡単に信用しなくなり「友達と呼べる人はもう出来ないと思う」と言ったり、気弱な性格だったのに自分の意見をハッキリ述べるようになりました。

きっと妹の中で色々な葛藤があったんだと思います。

そんな中でも今の旦那さんに出会い、結婚して子供も生まれました。

幸せな生活の中でも時々ふと、コアラちゃんの事を思い出し『毎年お墓参りに行こうと思ってたのに全然行けてない、コアラちゃんが居ないと寂しい、コアラちゃん苦しかっただろうな…』と鬱々している事がよくありました。

 

 

そして今回、妹はコアラちゃんのお墓参りを主な目的として地元に帰ったのです。

久しぶりの地元の景色は秋晴れに山が映えてとても綺麗でした。

お線香とお花を買ってお墓に向かう道中、妹が言いました。

「実は2、3日前から今日の事を考えると気持ち悪くなって正直辛かった。コアラちゃんに会いに行けるのに自分の感情がどうなるか分からなくて今も怖い…。」と。

私も全く同じでした。

実家に行って昔の記憶がフラッシュバックするんじゃないかとか、父への憎しみが増してしまうんじゃないかとか、色々考えてしまって吐き気がしました。

でも私も妹も過去を引きずりながら生きるより、例え嫌な結果になったとしても現状を変えたかった。

気持ちを整理するきっかけが欲しかったんです。

 

 

コアラちゃんのお墓は畑に囲まれた小さな墓地の中にありました。

妹は墓前に立つと静かに泣きました。

私は邪魔にならないように席を外し、10分程で戻ってくると妹の表情は涙は流しながらもスッキリした様子で「コアラちゃんに子供を紹介できた!」と嬉しそうに言いました。

 

 

帰り道ではお互い今までモヤモヤしていたものが晴れた感覚(私は父親との事)があり、「行ってよかったね」「スッキリしたね」と話していたのですがまだ興奮状態で何が理由でスッキリしたのかまだよく分かりませんでした。

2週間後、妹が私の家に遊びに来た時言いました。

「コアラちゃんのお墓に行く前、私コアラちゃんに対して『何も出来なくてごめん』とか『苦しかっただろうな』とか彼氏に対しての憎しみで頭がいっぱいだった。だけどお墓に行ったら『コアラちゃんはここで赤ちゃんと穏やかに眠ってるんだな』って不思議と思えたんだ。」と。f:id:nonousagi:20190125215610j:image

その感覚は私が元実家に行って感じた『あぁ、もういいや…』と同じような物なのかなと思いました。

理屈じゃなくふと腑に落ちる感覚というか…。

恐らく色々悩んだり考えたりしたからこそ辿り着いた感覚だと思うのですが、その場所に行かなければそれも得られなかったんだろうなと思います。

 

私も妹も他の人も、色んな事に悩んだり苦しんだりしても、こんなにスッキリ救われる事もあるんだと実感出来た旅でした。

向き合って良かった。

行って良かった。