毒親育ち、解毒子育て☆

毒親エピソード+子育てエピソードを漫画で描いてます☆閲覧は自己責任でお願いします。

思い出の我が家 番外編①

先日、元実家に行った事を書きましたが同行した妹には別の目的がありました。

それは10年前に亡くなった親友のお墓参りでした。

妹はその親友のお葬式の後、すぐに結婚して子供が出来てお墓参りはおろか地元にも帰っておらず、その事をずっと気に病んでいました。

今日はその事について少し書きたいと思います。

 


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妹の親友のコアラちゃんはとても優しい女の子でした。

いじめられっ子で不登校になりかけた妹を「私が一緒にいるから学校に行こう」と助けてくれたのがコアラちゃんでした。

それから二人はいつも一緒にいて本当に仲良しでした。

進路が分かれ、お互いに地元を離れても連絡を取り合っていて、妹は「親友はコアラちゃんだけ!コアラちゃんがいてくれたから私は人間不信にならずに済んだ」と言う程でした。

 

 

しかし妹が20歳の時、コアラちゃんが殺されたとの知らせが届いたのです。

コアラちゃんは地方で専門学校に通いながら一人暮らしをしていたのですが突然連絡が取れなくなり、不審に思ったコアラちゃんのお母さんが現地の警察に様子を見に行ってもらったそうです。

するとコアラちゃんの家から出てきたのはコアラちゃんの彼氏でした。

彼氏は何を聞いても「分からない」の一点張りだったで、警察の方が部屋を検めると押し入れからコアラちゃんの姿がありました。

変わり果てた姿で…。

死後1週間以上経っていたようで腐敗も進んでいましたが絞殺痕が確認出来ました。

警察官が彼氏を参考人として署に連行しようとした所、彼氏は「トイレに行きたい」と言って隙を作りその一瞬で窓から飛び降りて自殺しました。

コアラちゃんのお腹には赤ちゃんがいたそうです。

 

 

その後、地元でコアラちゃんのお葬式がありました。

免許を取りたてで長距離の運転に自信が無いと妹が言うので私が運転して連れていきました。

殺人事件で殺された若い女の子のお葬式なんてさぞや悲しみに満ち溢れているんだろうと想像していたのですが、取りたてて他のお葬式と変わった様子はありませんでした。

お葬式が終わったとの連絡を受け、妹を会場まで迎えに行くとコアラちゃんの弟と笑いながら話している妹の姿があり『帰り道はどんな言葉で慰めたらいいんだろう』と悩んでいた私は少しホッとしました。

帰りの道中、妹はお葬式でのコアラちゃんのお母さんとの会話を話してくれました。

 

母「コアラから来るメールがある日から変わったの。コアラはいつも1文ごと改行する癖があるのにそれが無くなって、文章もよそよそしくなって…。犯人が偽装してたんだね…」

妹「私、誕生日にメールもらったんです、これ」

母「…これは…コアラのメールだね…。この口調はコアラだよ…。コアラと仲良くしてくれてありがとうね、コアラの最後のメール貰ってくれたのがネズミちゃん(妹)で良かった。」

 

この話を話し終えて妹は号泣しました。

コアラちゃんがいない悲しみと、犯人への怒りと、もう誰も責めることが出来ない悔しさでぐちゃぐちゃだと妹は言いました。

私は一緒に泣きながらも何も言えませんでした。

 

長くなったので次回に続きます。