毒親育ち、解毒子育て☆

毒親エピソード+子育てエピソードを漫画で描いてます☆閲覧は自己責任でお願いします。

思い出の我が家②


元実家の少し手前に車を停め、家の様子を伺うと以前来た時とは様子が違いました。

庭木は綺麗に整えられ庭に雑草も生えておらず、家の壁も綺麗に塗り替えられていて家の中も以前のように荷物でギューギューな様子はありませんでした。

まるで昔、家族全員で仲良く暮らしていた時に戻った様でした。

そして車も変わっていました。

前は赤くてボロボロな中古車に乗っていたのに今回は大きなファミリーカーが駐車場にありました。

すると妹が「チャイルドシート付いてるよ!」と言うので目を凝らして見ると確かに後部座席に乳児用と思われるチャイルドシートが付いていました。

「えぇ!再婚して子供産まれたの?!」

「私たちの妹か弟?!」

「って言うかお父さんもう還暦過ぎてるのに…」

「…」

「…」

「でもなんか幸せそうで良かったね」

「本当だね」

とひとしきり妹と盛り上がり家の前を後にしました。

しかしどうしても相手の人がどんな人なのか気になったので近所に住んでいる妹の同級生にLINEで聞いてみると…

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『2年前くらいに引っ越したんだよ。今は新しい住人が住んでるよ』との事でした。

「再婚じゃなかったのか~」

「幸せに暮らしててくれたら安心出来たのにね~」

「まぁ仕方ないね」

「でも家まで様子見に行くとか、私達お父さん大好きみたいじゃんね(笑)」

「あはは、本当にね」

とこれまた妹と2人で笑いました。

 

 

この時、思いました。

『あぁ、もういいや…』って。

 

 

ずっと父を酷い親だと思っていました。

家庭を持っているのにギャンブル好きで酒好きで家は貧しいのにろくに働かなかった父。

母に暴言や暴力を振るい、私には中途半端な性虐待を行う父。

でも好きな所もありました。

母に怒られた時に庇ってくれる父。

一緒に遊びに行ったらこっそりアイスを買ってくれる父。

そんな父の好きだった部分を私は封印していました。

100%嫌いにならなければ父を捨てる事を正当化する事が出来なかったから…。

 

 

でも今回帰郷してふと、

『父にひどい事をされた事実は変わらないけど、父を好きだった事も本当の事だ。

それを偽らなくてももういいや』と思えたんです。

それは幸せだった頃の実家を思い出せたからなのか、

父の行方が分からなくなって接点が無くなった安心感からなのか、

父が再婚したと知った時(違ったけど)素直に喜べた自分がいたからなのか、

理由はどれか分からないけどそう思えた事が自分にとって大きな救いでした。

 

 

誰かを嫌うとか憎むっていうのは本当に疲れます。

負の感情を持っているということで自分に自信が持てないこともありました。

誰かを憎みながら自分が幸せになるのも難しいです。

それらから解放されて今はとてもスッキリした気分です。

勇気を持って行って良かったです!